英会話で挫折したあなたへ。“話せない理由”は、順番ミスでした

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あなたが「基礎」を避けたくなる本当の理由とは

「月額6,980円、ネイティブと毎日25分話し放題!」

こんなキャッチコピーを目にして、
心が揺れたことはありませんか?

「文法書を読んでるだけじゃ一生話せるようにならない」
「実践こそが最短ルートだ!」

そんな思いで、勇気を出して無料体験レッスンに申し込んだあなた。
きっと、最初のレッスンでこう感じたのではないでしょうか。

画面越しの明るい先生からの

「Hi! How are you?」に、
頭が真っ白。

簡単なはずの挨拶すら返せない。
先生の質問の意味すら聞き取れない。
言葉が出てこず、沈黙が続く。

「ああ、自分には英語の才能がなかったんだ…」
そう思ってしまったあなたへ。

それ、才能の問題ではありません。

挫折の原因は、「順番のミス」

英語学習には、避けて通れない“順番”があります。
その順番を無視して、いきなり英会話に飛び込むから、
多くの人が挫折するのです。

なぜ「基礎」から逃げたくなるのか?

「基礎もないのに英会話を始めるなんて、実力が見えてないだけ」
と言う人もいます。

でも僕は、逆だと思います。
そういう人ほど、自分の実力のなさが見えてしまっているんです。

そして、その現実に直面することが怖い。
耐えられない。だから逃げてしまう。

自分と向き合う「居心地の悪さ」

一人静かな部屋で、中学文法の参考書を開く。
「be動詞」「三単現のs」「過去形」
あまりにも基本的な内容に、恥ずかしさすら感じる。

「自分はこんなことも分かってなかったのか…」
その事実は誰にもバレていないのに、
なぜか自尊心がジワジワと傷ついていく。

単語帳を見れば、知らない単語だらけ。
頑張って覚えても、翌日には忘れている。
「自分は記憶力すらないのか」と、情けなくなる。

この“地味で孤独で、成果が見えにくい時間”は、
誰にとっても辛いものです。

一方、「オンライン英会話」は優しい世界

たどたどしくても、先生はにっこり笑って「Great job!」と言ってくれる。
意味が通じなくても、「Nice try!」と励ましてくれる。

「英語を話している自分」になれた気がして、ちょっと誇らしい。
冷たい赤ペンで×を付けてくる参考書とは違い、
オンライン英会話は、常にあなたを肯定してくれる場所です。

でも、
それは“本当の成長”とは違います。

実践は、最後のピースであるべき

「やりながら覚えた方が効率的じゃないの?」
という声もあるでしょう。
確かに、実践には大きな価値があります。

しかし、それは土台が整っていることが前提です。

家を建てるのに「基礎工事」なしで柱を立てますか?

あなたは、ぐらぐらの土地の上に、いきなり柱を立てますか?
もちろん、そんなことはしませんよね。

まずは、地面を掘り、コンクリートを流し、鉄筋を組む。
見えない部分の作業にこそ、最も時間と労力がかかる。
英語学習も、まさにこれと同じ。

英語の“基礎工事”とは何か?

  • 発音:耳と口の感覚を育てる土台
  • 文法・単語:思考と言語の“骨組み”
  • リスニング:音と意味をつなぐ橋渡し

この土台が整っていない状態で英会話に挑んでも、
言葉はすぐに崩れ落ちます。

「話せない自分」は、コミュニケーション能力のせいではなく、
単に基礎が足りていないだけなのです。

僕がたどり着いた“王道ルート”

ここからは、僕が英語学習で何度も挫折しながらも、
最終的に成果を出せたルートをご紹介します。

ステップ①:まずは「発音」を徹底的に鍛える

多くの人が軽視しますが、発音はすべての土台です。

正しく発音できない音は、リスニングで聞き取れません。
つまり「発音できない音は聞こえない」のです。

フォニックスや発音記号を学び、
1音1音を丁寧に練習してください。
この訓練が、後のリスニングを大きく伸ばします。

ステップ②:中学レベルの文法と単語を完璧に

難しい教材は必要ありません。
中学3年間で習う英文法と、1500語レベルの基礎単語。
これを、自分の言葉で説明できるレベルまで落とし込む。

「なんとなく分かる」ではなく、
「確実に理解して使える」ことが目標です。

ステップ③:リスニングで「音」と「意味」をつなぐ

発音と文法・語彙の基礎が固まったら、
いよいよリスニングに進みます。

ここで重要なのは、
ただ“聞く”のではなく、“聞いて理解する”こと。

シャドーイングやディクテーションを使い、
聞こえた音を自分の頭の中で意味と結びつけていく。

この感覚が養われて初めて、
英語は「意味ある言葉」として聞こえるようになります。

ステップ④:そして、最後に「英会話」へ

基礎が整った状態で実践すると、全く別世界が見えてきます。

  • 聞き取れる音がある
  • 知っている文法と単語がある
  • 言いたいことがある

最初はもちろん、うまくいかないこともあるでしょう。
でもそれは、以前の「無力感」とは違う。
成長する過程の痛み=成長痛です。

あなたは、強い人ですか?

ここまで読んで、どう感じましたか?

もしあなたが今、まさに
「基礎に戻るのが怖い」と思っているなら、

どうか一度、勇気を出して、
“居心地の良い実践”から離れてください。

そして、誰にも褒められない地味な基礎訓練に、戻ってきてください。
そこにこそ、本物の成長があります。

そして今、
もしあなたが基礎の中で日々奮闘しているなら。

僕は、心からあなたを尊敬します。
あなたは、強い人です。

その努力は、必ず「話せる自分」へと繋がります。
優しい先生の「Great job!」では得られなかった、
本当の自信が、そこにあります。

あなたの一歩一歩が、確実に未来を変えていきます。
逃げずに進むその姿勢が、何よりも美しく、力強いのです。

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