【超実践】英語の独り言トレーニング

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  1. ネイティブ思考で「話せる量」を爆発させる2つの方法
  2. その2つの方法とは…
    1. 1. 垂直思考トレーニング
    2. 2. 水平思考トレーニング
  3. 方法1:垂直思考トレーニング
    1. 「複文」で一文を無限に長くする技術
    2. レベル1:基本文を作る
    3. レベル2:「いつ」「どこで」を加える
    4. レベル3:接続詞 “because” で「理由」を加える
    5. レベル4:接続詞 “and” で「追加情報」を加える
    6. レベル5:関係代名詞 “which” で「補足説明」を加える
    7. レベル6:関係代名詞 “that” でさらに補足する
    8. 垂直思考トレーニングのポイント
  4. 方法2:水平思考トレーニング
    1. 「5W1H」で文の量を無限に増やす技術
    2. ステップ1:核となる事実を述べる
    3. ステップ2:5W1Hで自分に質問を投げかける
      1. Who? (誰と行ったの?)
      2. What? (何のコンサートだったの?)
      3. Where? (どこであったの?)
      4. Why? (なぜそのコンサートに行こうと思ったの?)
      5. How? (どうだった?感想は?)
    4. 水平思考トレーニングのポイント
  5. 垂直と水平を組み合わせることで、あなたの英語は覚醒する
  6. 今すぐ始めよう!あなたの独り言トレーニング・プラン
    1. 1. まず、身の回りの簡単なことから「垂直思考トレーニング」を試してみましょう
    2. 2. 次に、昨日の出来事を一つ思い出し、「水平思考トレーニング」をやってみましょう

ネイティブ思考で「話せる量」を爆発させる2つの方法

英語を話せるようになりたいけど、話す機会がない…

そんな悩みを解決する最強の練習方法が「独り言トレーニング」です。

一人でできて、失敗を恐れず、いつでもどこでも練習可能。

でも、多くの人が「This is a pen.」で止まってしまい、そこから先に進めません。

今回は、そんな壁を突破して、あなたの英語を劇的に上達させる2つの具体的なテクニックをお伝えします。

この方法をマスターすれば、短い単語のつぶやきから、ネイティブのような豊かな表現力へと一気に飛躍できますよ!


もしあなたが、英語の独り言を試したものの、その「先」に進めずに足踏みしているのなら、この記事はあなたのための「ブレークスルー・マニュアル」です。

前回の記事では、英語の独り言がなぜ効果的なのか、そのメリットと基本的な始め方についてお話ししました。

今回は、さらに一歩踏み込み、あなたの独り言を「単なる単語のつぶやき」から「意味のあるスピーチ」へと進化させるための、超具体的な2つのトレーニング方法を伝授します。

この2つのテクニックをマスターすれば、あなたの口から紡ぎ出される英語の「量」と「質」は劇的に向上し、ネイティブの思考回路に一歩近づくことができるでしょう。

その2つの方法とは…

1. 垂直思考トレーニング

接続詞や関係代名詞を使い、「一文を長く、複雑に」していく方法

2. 水平思考トレーニング

5W1Hを使い、「文の数を増やし、話を多角的に」広げていく方法


一つずつ、具体的な例文とともに徹底解説していきます。

方法1:垂直思考トレーニング

「複文」で一文を無限に長くする技術

これは、一つの文に「理由」「具体例」「補足情報」などをどんどん付け加えていくことで、文の構造を複雑にし、よりネイティブらしい表現力を養うトレーニングです。

接続詞(and, but, so, because…)や関係代名詞(which, who, that…)が、あなたの強力な武器になります。

レベル1:基本文を作る

まずは、すべての土台となるシンプルな一文(基本文)を口に出します。

“I drank coffee.”

(コーヒーを飲んだ。)

これだけだと、小学生の作文のようです。

ここから、この一文を「育てて」いきましょう。

レベル2:「いつ」「どこで」を加える

基本文に、時間や場所の情報を加えて、少し具体的にします。

“I drank coffee at a cafe this morning.

(今朝、カフェでコーヒーを飲んだ。)

レベル3:接続詞 “because” で「理由」を加える

なぜ、その行動をしたのか?

理由を付け加えることで、文に「論理性」が生まれます。

“I drank coffee at a cafe this morning because I was very sleepy.

(とても眠かったので、今朝、カフェでコーヒーを飲んだ。)

レベル4:接続詞 “and” で「追加情報」を加える

コーヒーを飲んだだけでなく、他に何をしたのか?

情報を並列に繋げてみましょう。

“I drank coffee at a cafe this morning because I was very sleepy, and I ate a sandwich.”

(とても眠かったので、今朝、カフェでコーヒーを飲んだ。そして、サンドイッチも食べた。)

レベル5:関係代名詞 “which” で「補足説明」を加える

そのカフェは、どんなカフェだったのか?

名詞(a cafe)に、より詳細な説明を加えて、情景を豊かにします。

“I drank coffee at a cafe, which is near my office, this morning because I was very sleepy, and I ate a sandwich.”

(会社の近くにあるカフェで、今朝、コーヒーを飲んだ。とても眠かったし、サンドイッチも食べた。)

レベル6:関係代名詞 “that” でさらに補足する

そのサンドイッチは、どんなサンドイッチだったのか?

“I drank coffee at a cafe, which is near my office, this morning because I was very sleepy, and I ate a sandwich that was filled with egg and vegetables.

(会社の近くにあるカフェで、今朝、コーヒーを飲んだ。とても眠かったし、卵と野菜が詰まったサンドイッチも食べた。)


いかがでしょうか?

最初の「I drank coffee.」という無味乾燥な一文が、まるで物語の一節のような、豊かで情報量の多い一文に成長しました。

このトレーニングを繰り返すことで、長い文章を組み立てることに脳が慣れ、複雑なことを一度に伝えきる高度なスピーキング力が身につきます。

垂直思考トレーニングのポイント

  • 接続詞を使いこなす: because, so, but, and, although, if…
  • 関係代名詞を恐れない: which, who, that, where…
  • 焦らず、一つずつ情報を「接着」していくイメージで

方法2:水平思考トレーニング

「5W1H」で文の量を無限に増やす技術

これは、一つの出来事に対して、様々な角度から質問を投げかけることで、文の「数」を増やしていくトレーニングです。

まるで、自分自身にインタビューをするような感覚です。

5W1H(When, Where, Who, What, Why, How)が、あなたの思考を広げるための魔法の杖になります。

ステップ1:核となる事実を述べる

まず、垂直思考トレーニングと同じく、核となるシンプルな一文を言います。

“I went to a concert last weekend.”

(先週末、コンサートに行った。)

ここから、この事実を深掘りしていきます。

ステップ2:5W1Hで自分に質問を投げかける

Who? (誰と行ったの?)

“I went there with my best friend.”

(親友と一緒に行ったんだ。)

What? (何のコンサートだったの?)

“It was a concert by my favorite K-POP idol, ‘New jeans’.”

(僕の大好きなK-POPアイドル、「ニュージンズ」のコンサートだった。)

Where? (どこであったの?)

“The venue was the Tokyo Dome. It was huge.”

(会場は東京ドームだった。すごく広かったよ。)

Why? (なぜそのコンサートに行こうと思ったの?)

“Because I’ve been a big fan of the K-POP idol since their debut. I really wanted to see them live.”

(だって、そのK-POPアイドルがデビューして以来ずっとファンだったので、本当にライブで見たかったんです。)

How? (どうだった?感想は?)

“It was absolutely amazing. The performance was so powerful and energetic. I was so moved that I almost cried. It was the best night of my life.”

(もう、最高だったよ。パフォーマンスはすごくパワフルでエネルギッシュで。感動しすぎて、泣きそうになったくらい。人生で最高の夜だった。)


気づきましたか?

たった一つの「コンサートに行った」という事実から、これだけ多くの文章(=情報)を引き出すことができました。

これ全体が、立派な「スピーチ」になっています。

このトレーニングは、会話を広げる力、つまり「対話力」に直結します。

実際の英会話では、相手から何かを言われた時に、それに対して質問をしたり、関連する情報を付け加えたりすることで、コミュニケーションが成り立っていきます。

水平思考トレーニングは、まさにそのための実践的なリハーサルなのです。

水平思考トレーニングのポイント

  • 自分を優秀なインタビュアーだと思い込む
  • 5W1H(When, Where, Who, What, Why, How)をとにかく使い倒す
  • 感情や意見(How)を付け加えることを意識する

垂直と水平を組み合わせることで、あなたの英語は覚醒する

これら2つのトレーニングは、どちらか一方だけを行うのではありません。

この2つを自在に組み合わせることで、あなたの独り言は、真にネイティブらしい、立体的で深みのあるものへと進化します。

例えば、先ほどの水平思考トレーニングの最後の文。

“The performance was so powerful and energetic.”

この一文に対して、垂直思考を適用してみましょう。

“The performance was so powerful and energetic, so all the audience members were standing and singing together, which created an incredible sense of unity.”

(パフォーマンスはすごくパワフルでエネルギッシュで、だから観客はみんな立ち上がって一緒に歌っていて、それが信じられないような一体感を生み出していたんだ。)

このように、話を広げ(水平)、深掘りする(垂直)という思考の行き来を繰り返すことで、あなたの英語表現力は無限に広がっていきます。


今すぐ始めよう!あなたの独り言トレーニング・プラン

さあ、理論は完璧です。

あとは行動あるのみ。

1. まず、身の回りの簡単なことから「垂直思考トレーニング」を試してみましょう

  • “I’m using my smartphone.”
  • “I’m using my smartphone to check the news.”
  • “I’m using my smartphone to check the news, because I want to know today’s weather.”

2. 次に、昨日の出来事を一つ思い出し、「水平思考トレーニング」をやってみましょう

  • “I ate ramen for dinner yesterday.” (What?)
  • “It was a tonkotsu ramen.” (Where?)
  • “I went to a new ramen shop near the station.” (How?)
  • “It was delicious, but a little too oily for me.”

独り言は、失敗を恐れずに、何度でも挑戦できる、あなただけの安全な練習場です。

今日から、この「垂直思考」と「水平思考」という2つの武器を手に、あなたの日常を英語で満たしてみてください。

最初はぎこちなくても、言葉に詰まっても、全く問題ありません。

その一つ一つの「詰まり」こそが、あなたがネイティブの思考回路へと近づいている、何よりの証拠なのですから。

今日からあなたの英語力を劇的に向上させる独り言トレーニングを始めましょう!

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